【カルテット】自由を手にした僕らはグレー【最終回】
カルテット 最終回
はじめに
とうとう終わってしまいましたね。ブログの更新はあまりできなかったのですが、ちゃんと『カルテット』は観ていました。毎週毎週、観ていたものがなくなると寂しいものです。次に坂元裕二作品が観れるのはいつなんだろうと考えてしまいます。また来年かな。脚本だけでなく好きなキャストばっかりでこの3ヶ月とても充実していました。ブログでコメント、スターを下さる方も一緒に楽しめた感じがしています。本当にありがとうございました。以下ネタバレもありますので、ご注意ください。
私が弾く音楽は全部、これから先、灰色になっちゃうと思うんです
一年後の真紀さん(松たか子)が担当の弁護士が「これから音楽はやらないのですか」の問いにいった一言。マスコミにあることないことを書かれて、関係ない人に追い回されて、「ドーナッツホール」のみんなのもとに戻ることもできず、バイオリンも手にすることもない、そんな日々。
そこから、「ドーナッツホール」のメンバーに救い出されます。ちゃんと3人は待っていてくれて探しだしてくれます。途中、コロッケデートシンドロームになったりしかけれど。笑
家森(高橋一生)と別府(松田龍平)が「諭高さん」「司さん」と呼び方を変えていたところ、二人が仲良くなって時間の流れ、変化を感じさせる演出なのかなと思っていたのですが、二人の優しさでもあったと思います。真紀さんが帰ってきて、もし名前が変わっていても、二人の呼び方も変わっていたら呼び名を変更しやすいかなと...まあ、結局、真紀さんのままでしたが...
なぜ続けるのですか
通りすがりの元奏者(コンサートに来ていた帽子を被った女性)からの手紙。あなたたちは才能がないのに「なぜ続けるのですか」「なぜ辞めないのですか」と手紙に書かれていました。これは、ずっと『カルテット』を観ていた視聴者からの問いだと思います。それにもドーナッツホールのメンバーは明確な答えを出していません。白黒つけない全てにおいてグレーなのです。すずめちゃん(満島ひかり)と真紀さんの好きな曇り空も。
サンキューパセリ
最後、第一話のからあげレモンのシーンの再来である。そして、今回は、パセリ。
パセリあってもなくてもいいし、パセリが嫌いな人も好きな人もいる。だだ邪魔だなと思う人もいる。そんな、パセリにありがとうと感謝する4人。微笑ましい。そして、パセリのような存在の4人「ここにいるよ」といっているような気がしました。
最後に
最終回ともあって、今までのでてきた言葉、「泣きながらごはん食べたことがある人は生きていけます」「人を好きになるって絶対に裏切らないものでしょ」など沢山の言葉。そして、有朱ちゃん(吉岡里帆)が白人の貴公子と結婚していたこと、「ノクターン」が「のくた庵」になっていたこと、半田さん(Mummy-D)がピンクのスーツがかわいかったこと、別府だけなぜか無職、家森の白滝誰か切ってあげての件など全部『カルテット』の終わりぽくて私はなんかいいなと思いました。
最後、すずめちゃんの「みぞみぞしてきました」がちゃんと聞けてほっとしました。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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