『今日も世界のどこかでひとりっぷ』 荷物の重さはココロの重さ 【感想】
今日も世界のどこかでひとりっぷ 旅は人生の貯金
女性が、自分のために自由につくる旅を「ひとりっぷ」と名付け普及活動中のひとりっP(福井由美子)さんが責任編集した、究極の女子ひとり旅、指南本だそうです。
香港、台湾、ハワイ、ベトナム、シンガポール、サンフランシスコ、ドバイ、バンコクなどの一人旅、おすすめスポットが紹介されていたり、旅コラム、旅の必需品や旅先でのワードローブが惜しげもなく公開されています。
ひとりっPさんとは
ひとりっPさんは会社員であり、海外ひとり旅歴25年、回数350回越え!というすごい経験の持ち主。
実はモード系ファッション雑誌『SPUR』の編集長を務め、現在は『T JAPAN』の編集に携わっているそうです。
雑誌編集の仕事は多忙を極めると思いますが、弾丸で0泊2日の日帰りで台湾行かれてとってもアクティブな方です。
シンプルライフにつながる、荷物の重さはココロの重さ
本の中にコラムが何個が載っているのですが、これがどれもとても興味深い。一人旅とか旅行より家にいるほうが好きという方が読んでも面白いと思います。
ことりっPさんの旅の格言が、
「荷物の重さはココロの重さ」
「ちりもつもれば山となる」
旅用のポーチやお財布、バッグは10g、20gのほんのちょっとした積み重ねで泣くことになるとおっしゃっています。しかし、「ミニマリスト」な旅人なのかなと思いきや、旅を快適にするグッズや、必需品の予備(モバイルバッテリー)などを持参するそうで荷物は決して少なくないそうです。
女性の一人旅、故に「安全」「必需品」「貴重品の管理」はぬかりありません。
ひとりっPさんが繰り返し旅をすることで見えてきた自分にとって何が大切で、必要かをちゃんとわかってらしゃるから、それ以外のものを削ぎ落とすことができるのだと感じました。
何もかもレスポートサック「レスパー」
ひとりっPさんは大の「レスポートサック」が好きだそうです。
バッグはもちろん財布、ポーチなども全部レスポートサック。行く国ごとにお財布を変えているそうです。
確かにレスポートサックは軽いし、柄も豊富ですね。
好きなものはとことん集めるって素敵だなと思います。やっぱり、不必要なものは持ちたくないけれど、持っていてうきうきして心が踊るものは何個あってもいいなと感じました。
レスポートサック (LeSportsac) Official Site
ひとり旅は今すぐは無理かもしれない
家事、育児、仕事などで忙しい日々を送っている女性たちなかには、今すぐ旅行に行くなんて無理だなと思っている方も沢山いらっしゃるでしょう。でも、時間ができたら、すぐに行けるように準備をしておくのでもいいと思います。
私は、日々の生活の延長線上に旅がある気がしているので、行く当てもなく旅行記や旅のガイドブックを読むのもとてもおもしろいです。
旅先には必ず、それぞれの国、地域の人たちの生活があります。その生活が本から漏れてくるのは参考になり、日々の生活に潤いを与えてくれるんだなと実感した一冊でした。