なんとか間に合った！？『マンガ　自営業の老後』【感想】

私は、お金関係のことがとても苦手です。でも、将来への漠然とした不安を少しでも解消したいと思い勉強中です。『マンガ自営業の老後』も読んだ中の一冊です。難しいことがわからない私でもすんなり読むことができました。

ところで、私の夫は、自営業者です。今のところ夫婦二人生活していけていますが、明日はどうなるかわからない、そんな不安は常に抱えています。不安を抱えてだけでは仕様がないので、何かなにかできる対策はないかとこの本を手に取りました。

著者は５３歳、イラストレーターの上田惣子さん。老後に備えまくっている３０代のデザイナーさんや６５歳のフリーライターさん年金の専門家、焼き鳥屋で働く８０歳のおばあさんなどを取材したマンガとコラムで解説されたルポです。

これは自営業者が廃業したときに備え、自分で退職金を準備するシステムです。

メリット①掛け金は全額所得控除

メリット②予定利率1％〜1.5％（銀行の預金金利が０．００１％２０１７年現在なので　　　　　とてもお得に感じます。

デメリット①廃業以外の理由で解約する場合、掛け金の納付月数が２０年未満の場合は　　　　　元本割れのリスクがあります。（廃業の場合は大丈夫）

掛け金も１０００円〜７００００円と希望の金額を選べるので、自分のライフプランにあった金額を選べる（金額の変更も可能）のが魅力だなと思いました。我が家も少しずつですが、掛けていきたいと思います。

『正しい家計管理』『老後のお金』の著者　林總さんのインタビューも少し載っていました。公認会計士と独立して、今までどのような考え、モチベーションで働いてきてかが書かれていました。

ステップアップの基本は日銭を追わずに価値を追うことです。

将来の憂いをなくすには一段上のことをしないといけない。

フリーで働いていると目の前のことで精一杯になってしまうことがありますが、そんなときも先を見据えて動いていくことが大切だねと夫と話しました。

これは、お金、仕事以外にも通じるなと思います。

この本は、自営業者で漠然とした不安を持っている人や何からはじめていいのかわからない方への入門書です。これを読んで、「確定拠出年金」などを言葉知っているけれど、先送りにしていたものなどもう少し調べてみようかなと思っています。

将来、今後のことを考えるきっかけになった一冊です。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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