常に楽しいほうを選ぶこと 坂元裕二 〜大宅壮一文庫に行ってきました〜
大宅壮一文庫とは
大宅壮一文庫は日本ではじめての雑誌図書館です。評論家大宅壮一の雑誌コレクションを引き継ぎ、明治時代以降から130年余りの雑誌を所蔵しています。
雑誌記事の内容で検索することができます。そして、雑誌原本の閲覧、複写することができます。
入館料は300円(閲覧10冊まで)
再入館料100円(閲覧10冊まで)
モノクロコピー(1枚54円)
カラーコーピー(1枚123円)
と有料の図書館ですが、一般の図書館では、雑誌の保存期間が決まっているので、ここまで古い雑誌を保存しているのはここだけではないでしょうか。
利用者は、マスコミ関係の方やアイドルのファンで昔の記事が読みたいなど利用理由は様々です。昔の料理雑誌の「レシピ」をみたり、ファッション雑誌を眺めているだけで愉しい時間です。
私自身、大学の卒論を書くときに利用した以外は、利用していなかったのですが、今回仕事で調べることが必要だったので行くことになりました。
常に楽しいほうを選ぶこと 坂元裕二
仕事の資料を探すのがすぐに終わってしまったので、今ハマっている『カルテット』の脚本家、坂元裕二の資料の次いでに調べてきました。
私の中で坂本裕二は孤高の天才だと思っていたのですが、いろいろなインタビュー記事を読んでみると意外な一面がちらほらと。
僕は、自分にはオリジナリティーなんてないと思うし、もし僕に才能があるとすれば、情報の取捨選択でしょうね。
その基準はあっけないほど簡単なんです。常に楽しいほうを選ぶということ。他人から何々しなきゃいけないっていわれたことよりも自分がそのとき楽しいと感じることだけを優先して選択し続ければいいとおもいますよ。
(中略)
「何々じゃなきゃいけない」って考え方まで強制されて、駄目になるひともいると思うです。そんな無駄な情報受けとらなければいいだけなのにね。
『DENIM 』1993年 3月号より
これ、1993年の記事なんですが、インターネットがまだそんなに普及していない時代。それでも、情報の取捨選択のこと考えていたのか。
2017年の今読んでも腑に落ちるます。というより、私自身、最近、ありとあらゆる情報の「選択」する機会が多いなと感じていて、「選択」の基準を見失っているかんじがしていたので、グッときたのかもしれません。
情報過多の時代ですから、こっちのほうが良かったかなとか後で後悔したりするのです。でも、楽しいほう、自分がわくわくする方を選べばいい。すごくシンプルな気がします。
しばらくの間は、「自分のわくわくするほう」を選んでみようと思っています。
最後に
坂元裕二の資料まだまだ沢山あります。『カルテット』観ながら、じっくり読んで、少しずつ記事にできたらと思っています。
今日もお読みくださりありがとうございます。