『暮らしのおへそ』 vol.23 わたしにとっての「おへそ」
『暮らしのおへそ』とは
1月と8月の年に二回刊行されているムック本で、暮らしのカントリーの別冊になります。
そのひとだけがもつ習慣、それが「おへそ」という意味から名づけられたそうです。
習慣には、明日を変える力があるをコンセプトを基に、多岐にわたって活躍されている方々に、その方をつくりだしている習慣を取材しています。
穏やかなインタビューのなかに編集されている一田憲子さんの本づくりの信念、並々ならぬ情熱が伝わってくるのが心地いいです。
読者としては、年に4回ぐらい刊行していただけるとうれしいなと思う反面、やっぱりこれだけのものをつくるとなると年に2回になるのでしょうか。
vol.23の内容
今回の巻頭は、「樹木希林」さんです。
「無欲になったら、何が見えますか」からはじまり、仕事や生活に対する姿勢がインタビューされていて、読みながら一人うなずいてしまいました。それにしても、この
「無欲になったら、何がみえますか」
と言う質問、ストレートのようでこんな深みのある質問......ただ感服してしまいます。
取材のなかでは、樹木希林さんが映画『人生フルーツ』のナレーションをつとめていらしゃるのでそのことにも触れられていました。
以前この記事もかいています。よろしければ、合わせてごらんください。
他にも、器作家の「イイホシユミコ」さん、「フードムード」を主宰されている「なかしましほ」さんなどの生活が垣間見れてうれしかったです。
この本のすごいところは、誰もが知っていてご活躍されている方だけではなく「専業主婦」の方にもスポットを当てているところ。今回は主婦の柴田寛子さん。お子さんとの関わり方などとても参考になりました。
毎回毎回、時間をかけて丁寧な編集、取材されていることが手に取るようにわかるので、隅々までくまなく読んでいます。全部一気に読みたいけれど、もったいないのでちびちび、そして繰り返し読みます。
私にとって『暮らしのおへそ』とは
『暮らしのおへそ』は私にとって原点回帰させてくれる大切な存在です。
日常の生活で大切なことを忘れ、ざわざわした気持ちになることは、誰にでもあると思うのですが、そんなとき読み返すと不思議と落ち着きます。
皆さんが持っている習慣を知ることによって自分のなかで大切にしていることに連れ戻してもらえるような気がしてます。
今日で1月も終わりです。みなさまのおかげでなんとかブログもつづけられています。
いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。